バカリャウとは

バカリャウ(bacalhau)とは、獲れたばかりのタラを塩漬けし、
数ヶ月間の天日干でカチカチに仕上がる食材で、ヨーロッパでは大衆的な食材です。
バカリャウの食の由来はポルトガルで、その調理法は365通りあると言われるほど。
かつては庶民的な食材でしたが、タラの資源量が激減して以来、高価な食材となりました。

バカリャウの多彩な使い道

ポルトガル料理で使われる代表的な魚は、近海で獲れる魚でもなければ新鮮な魚介類でもない、保存食であるバカリャウです。なんと1年間で一人当たり約13kgのバカリャウが消費されています。

それほどポルトガルではバカリャウは欠かせない国民食ですが、その食べ方のバリエーションは数百も数千もあると言われていて、バカリャウグラタンやバカリャウシチュー、バカリャウコロッケなど、様々な料理を盛り上げてくれます。

バカリャウの写真

バカリャウの歴史

バカリャウは北欧と北アメリカが主な生産地です。
保存がしやすいバカリャウは、航海中に重宝された食料の1つで、17世紀の三角貿易で活発に取引されていました。そのため、ブラジルや西インドなどでもよく食べられています。

ポルトガルやスペインのようなカトリック文化では、「復活祭」当日までの40日間は、肉食を禁じる習慣があったとされています。その最後の1週間「聖なる1週間」の伝統食としてバカリャウは食べられ、カトリック文化の象徴的な食材ともなっています。

ヨーロッパの歴史の絵